菅原そろばん・あんざん教室の中学生
菅原そろばん・あんざん教室の中学生は…


              菅原そろばん・あんざん教室の中学生と「数学コンビネーション」…

 子供達が中学生になると、あるいは目標の級に到達した子は、数学専門のコ−スを勧めるアンケ−トが
 教室から届きます。もっとも6年生になるとやりたいことがあって退会する子も当然いますが6〜7割前後
 の子でしょうか、その子供たちは数学専門コ−スで数学の学習を続けます。そろばんも続けたいという子
 もありますがそれは自由。ともかくそうした子が教室に残り続ける一つの理由は数学にあります。
 子供達は「算数を目で解く方法」と同時に数学を目的にした学習も続けてきていたからです。
 当教室オリジナルテキスト「数学コンビネーション」を通じて…

「数学コンビネーション」とは…
 このホームページでは「算数を目で解く方法」について紹介させていただきました。
 が、実は、私が子供達に期待しているのは算数ではありません。数学の学力を高めること…
 これが私の最終目標です。
 そろばん教室で数学というと奇異な感じを持たれるかもしれませんが(説明会でお話しています)
 実は「算数を目で解く方法」は子供達に数学を教えていたときに思いついたものなのです。数学を教える
 のが私の本来の仕事ではないのですが、数学を意識せざるえない場面があったからです。
 子供達の将来を考えたとき、そこを避けて通ることはできない決定的な場面でした。
 それは、一級に合格した子が数学で苦労していたからです。暗算力優秀な子が方程式を解けないと悩ん
 でいたのです。私にはどうしても信じられませんでした。算数が出来て数学ができないはずはないと…
 ともかく私は行動を起こしました。そろばんはできるのに数学が出来ないなんて不思議の極みだったか
 らです。私は手当たり次第にプリントを作り、試行錯誤を繰り返しました。当然、最初は参考書の丸写しです
 子供たちは言われるままにプリントをこなしてゆきました。が、効果の程はドリルの範囲を超えないものでした
 どうしてプリントまでやっても数学が出来るようにならないのだろう。問題もあれこれ工夫しているのに…
 そうしたある日、私はとんでもないことに気がついたのです。
 算数をしっかり勉強することが数学の基礎になるという前提に間違いがあるのではないかと…
 それは6年生に文章問題を教えていたときです(この時点では「算数を目で解く方法」に行き着いていない
 ので紙と鉛筆、そして言葉で教えていた)それは私にとっても、子供にとっても苦難の時間でした。
 教えても教えても子供が理解できないからです。しかもまずいことに文章問題は私が教えれば教えるほど
 嫌がって退会する子供すら出始めました。そこで私は子供に秘策を授けました。分数の性質を利用した
 考えなくても文章問題が解けるきわめて単純な原理の方法です。これは私が中学生ごろに編み出した方法
 ですから当然学校ではこんな素人療法を教えるはずもなく子供にとっては寝耳に水の方法だったはずです。
 が、原理は単純、しかも答えは一発で出ます。(この方法については説明会で詳しくお話しています)
 が、この方法は小学校で扱う分数の内容を超えてしまうのです(分数の中に分数が出てくる…)。
 私はハタと思いました。どうして同じ原理だと気がつかないのだろう。もしかすると小学校ではこうしたこと
 を教えていないのでは…確かに教科書を見ると算数で扱う内容はマニュアル的で技術的です。
 「あぁ算数は社会科の一部だ…」これが私の得た結論です。
 「算数の積み重ねの上に数学がある」という思い込みが数学を難しいものにしているのでないか…。
 同じ原理だと気がつかないところ等頭が数学を受け入れる体制になっていないのではないのか…

 私は、新しい切り口で問題を作り直しました。そのコンセプトは「仕掛ける」です。
 この「仕掛ける」という発想は数や式の性質を知っててこそ出来るもの。ある数や式にあることを仕掛ける
 とそうした数や式がガラッと変わる。その変化の様は数学ならではのものです。
 その前提となる数や式の性質を徹底して使いこなすこと。これを目標に問題を最初から作り直したのです
 それが、当教室のオリジナルテキスト「数学コンビネーション」です。
 この過程の中で思いついたのが「算数を目で解く方法」です。


 「算数を目で解く方法」はプレゼンテ−ションが良いせいか多くのご父兄から満足を頂戴したことや
 そろばんの優れた、そして隠れた特性を知っていただいとホームページの中心に据えました。