「計算が遅くて…そろばんをやればいいと思ったので…」と、時折我が子を連れたお母さんがヒョッコリと顔を
出します。「ああ、そうですか。それはそれは…」と云いながら私はお母さんと話を始めます。
「算数はどうですか? 実は、この教室は、算数を目で解く方法を教えているんですよ」するとお母さんは決まって
怪訝な顔をされます。当然のことです。算数を目で解く方法などと云っても知らない人には想像もつかない言葉、
首をひねるのも当たり前です。「では、ご希望に添う方向で教えてみたいと思いますので明日から来させて下さい」
こうして、子供達のそろばん第一日目が終わります。
「算数を目で解く方法」は数を目で見せること、数の状況を見せること、そして、数を観察させる学習法です。
日を重ねること数ヶ月、子供達の算数への固定観念は次第に薄れ、自分でも出来ることに自信を持ち始めます。
こうした学習を続けたある日、教室からお母さんに説明会の案内が届きます。
「算数を目で解く方法」の説明会です。私は算数も目で見られること、そして算数を目で見れば子供も納得する
ことを伝えたいのです。「算数を目で解く方法」を何かの理由で知っていたお母さんや義理堅い(?)お母さんは、
すぐ出席の返事が届きます。が、ワンクッションあって返事が届くと言うのが一般的でしょうか…
(どうやっても来ていただけないお母さんもままありますが…)
説明会は時間通りに始まります。私はここで「算数を目で解く方法」を実際にやってお母さん達に見せます。
この説明会、出席されたお母さんの反応はすこぶる良好で、こんなお母さんの声がありました。
「私がそろばんをやったときは、こんなことは教えてくれなかった」と…
説明会は春、秋の年2回開催しています
説明会ではこんなお話をします
◎算数を目で解く方法の実際
◎幼児教育としてのそろばん活用法(テキスト「いちごの研究」)
◎当教室の数学学習法(テキスト「数学コンビネーション」について)
◎そろばん、算数、数学…この似て非なるもの…私の本音=数学を教えたい!